製葛録 大蔵永常

読み下し文です

名古屋松阪屋出展のおり、某図書館の古文書専門のN氏と知り合い、図書館蔵書の製葛録という図書のコピーを入手する事が出来た。おかみさんが自身のブログで訳を公開していたが、
とても貴重なものなので、ホームページに掲載する。
掲載するにあたって、ブログでは載せていない製葛録の図も合わせて掲載する。
著作権などの問題があれば すぐに削除する所存である。
なお、その時々のおかみさんの感想も併記している
■製葛録とは
製葛録とは江戸時代、文政11年(1828)大蔵永常(1768〜18?)によって書かれた農学書の一つである。
大倉永常は、明和5年(1768)豊後国(現在の大分県の北部をのぞ
く)日田郡の農民の子として生まれた人で、日本各地を歩き、多くの農
学書を著した。
この製葛録には葛粉のとりかた、葛布の作り方が詳しく述べられている。
そして、飢饉に備え盛んに葛を植えよ、と農民を奨励している。
以下、少しずつ内容を紹介していきたい。